自作小説やアニメの評論
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Pro">「車とかどうします?電車でいきますか」
僕の発言に皆は嫌な顔をした。 電車では到底行く気分になれないのだろう。 「レンタルしましょう、お金を出し合えばそれくらいはできるだろうし、免許なら持って来てます、、死んだあと身元確認できた方がいいかなって」 ナーガさんの発言の最後のは暗いジョークだったが、みんな思いは良く分かった。 この世から痕跡をなし、完全に消滅したいと思う反面、自分の死体がいったい誰の者だったか、教えたいと思うのだろう。 僕と違って彼の両親は健在なのだから。 僕はと言うと分からなくてもいいような気もする。 死んだあとのことはもうどうでもいいと思えてきたからだ。 他の人達と違い、心配する身内もいない孤独な身では、誰だったことなんて、無意味に思えるからだ。 しかし死ぬのにも金はかかると無意味に思った。 イサオさんが心配そうにこちらを見ている。 彼には当座の金もないのだろう。 「お金は今持ち合わせのない人はいいとして、いくらある」 とんさんが空気を読んだように言った。 「私、、この日のために持って来ました。どうぞ使ってください、あとなんて心配ないし」 にっこりと笑いながら、かりんさんが意外にまとまったお金を出してきた。 いいところのお嬢様と言うのは当たりなんだろう。 僕や他の人もお金を出したが、一番貢献しているのはかりんさんだろう。 レンタカー代なんて何台もかりれそうだ。 「睡眠薬の調達はしてきた?」 ナーガさんがにやりと笑った。 精神科に通っている何人かが持ち寄ることになってたのだ。 集めれた睡眠薬は結構な量になった。 「しかし、、これだけのを大量に飲むのって気持ち悪くなりそうね」 ソニアさんはげんなりした顔で薬を手に取る。
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